冬景色とすべらない話
おはようございます。
東京郊外、N区は昨日の雪で白い世界となっています。
雪国の人から見ると大したことないでしょうが、
30センチ近く積もっている個所もあり、朝見たときちょっと言葉を失いました。
天気は晴れているので、気温が上がってくれば溶けるかもしれませんが
落雪の危険もあり、くれぐれも注意したいところです。
先日、およそ2年ぶりに小説の元編集の方と打ち合わせをしました。
元編集、と書いたのは、その方が人事異動で現在は別の仕事をしているのと
わたしが仕事をしていたその会社自体、昨年組織再編で
電子書籍の事業を別会社に移したからです。
話したことは、過去の作品の契約とその取扱いについてでしたが
結論から書きますと、現在電子書籍で販売されている作品は
そのまま継続されることになりました。
年に何度か、DL数もご連絡いただけることになり、
没交渉だった状態も改善できるかなと思います。
ただ、はじめに書いた通り
今後新しい小説の仕事をその会社でするのはちょっと難しいかなと
いう見通しと、
今販売されている作品も、年月が経っているので
プロモーションとかも特になく
わたし個人が発信するしか手段がない状態です。
これらのことは、決して絶望的な状況ではなく
まだ市場に販売されていること自体が、自分がプロとして
生かされている状態だと思いますし
ごくわずかながらも購入してくれる読者に対して
誠実でありたいと思いここに書きました。
昨年の日付で販売開始とされているのは
電子書籍の取次が変わったことで、中身は変わらないのですが
便宜上取り扱い書店が広がったことの結果のようです。
あの作品の続編はないのですか?
別の作品の販売予定はありますか?
これらの質問には、今のところ未定。としか
お答えできないのが現状です。
また、わたし自身の執筆状況としては
新作のプロットを考えていますが
書き始めるのはもう少し先で
完成の見通しは立っていません。
すべらない話、というか
転んでもただでは起きない話というか
作家デビューして11年目になりますが
言葉の力とか、小説のあり方とか
そういう表現論とかはあまりとらわれずに
一作ずつより良いものが書けるように取り組むだけだと思っています。
商業的な成功とか、賞とか
それは運や時の計らいとかのもので
作品としてはどれも唯一無二のものです。
白く染められた風景を見まして
わたしの心の中も、どこか空白だったところに
新たな土台ができたような気がします。
ゆっくりと、でも絶え間なく
息づいていこうと思います。
- 2018.01.23 Tuesday
- 近況
- 08:34
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- by KASE HISAWO