【重要】小説配信のお知らせとネット落ち

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    珍しく早く起きたので昨日できなかった更新をしようと思います。

    まずはお知らせです!
    8月1日より携帯サイト「プチぶん」で小説の配信が開始されます。
    「三人十色」というコーナーの中で3作品(1つ読み切り、連載2作品)配信されることになります。読み切りは無料で閲覧できますが連載作品をご覧になるには有料の会員登録が必要です。
    くわしいことはPCではこちら、携帯ではトップページから「プチぶん」で検索してみてください。(追記:携帯からはこちら
    春にはじめてお話をいただいてようやくここまで来ました。みなさんのアクセスお待ちしています。

    あと、引越を8月4日の土曜日に予定してまして、8月3日の夜頃から6日までネット落ちします。幸いHPやメールのアドレスは変わらなくても大丈夫そうですが、開通が引越には間に合わなくて…。mixiの日記は携帯からアップしようとは思ってますがこちらはちょっと次の更新まで間が空くかもしれません。かなり今の時点でも忙しくてばてそうだし、落ち着いたら、また心機一転戻ってきたいと思います。

    以上取り急ぎお知らせでした。

    夏の味

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      070718_2257~0001.jpg
      今宵にはちと冷え過ぎか。


      「view」

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         脇目もふらず車は高速を走る。運転する彼女の薬指に指輪がないのをぼんやりと見つめる。
        車はトンネルに入る。と同時にラジオも途切れる。オレンジ色の光が彼女のサングラスに映る。トンネルは出口が見えない位長い。
        「CDでもかけようか?」「やめて」
         彼女はイライラしている。そりゃそうだ。渋滞を抜けても先は長い。僕が免許を持っていたら、とちらりと思う。こんなドライブはまっぴらごめんだろう。
         夏。ふたりきりの車内。脇を抜けるトラックには「いつもニコニコ!エンゼルパン」。頭悪い文章だな。
         こういうの何て言うんだろう。ミヤコ落ち、だっけ。彼女はユミコだけど。言ったら最悪の空気になるのはわかっていたから黙っていると、彼女がサングラスを外した。
        「ごめんね」彼女はなぜか笑っていた。
        「後悔してるんじゃない?わたしと一緒に行くこと」
        「そんなこと、ない」とっさに携帯ゲーム機の画面を見ているふりをした。
        「ついていくって決めたのは、自分だから」
         僕は決めている。不幸とか幸せなんて、決めつけるのはもうやめようと。少なくとも僕は彼女の離婚を不幸と決めつけたくない。泣くより泣かれる方がつらいとわかる年になっていたし。
         そのとき、さあっと光がさしこんだ。はるか先、小さくトンネルの出口が僕ら親子を出迎えようとしてる。<了>

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